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埋立ガス抜き施設

埋立ガスってなぁに?

埋立ごみが分解等により生成流出するガスを、「埋立ガス」といいます。

埋立ガスは、埋立地内の生物化学反応により生成され流出するものが主であり、水没しやすい嫌気性の埋立地(空気の流通が少ない埋立地)ではメタンガスが、準好気性の埋立地では二酸化炭素が代表的なものです。

埋立ガス処理施設は何に役立つの?

現在、わが国の埋立地は、準好気性埋立構造(浸出水集排水管【通気管】が大気に開放されている)が主流となっています。埋立物が焼却残渣や不燃物主体であることや準好気性埋立地により、埋立ガスの濃度が低く安定化も早いことから、事故や環境影響の度合いは小さく、地球温暖化への寄与も小さいといわれています。

埋立物が焼却残渣や不燃物であっても、埋立ガスが局所的に滞留して事故を起こす可能性はありますので、埋立作業に支障がない間隔でガス抜き設備を設置することが一般的となっています。 この設備は、(1)埋立ガスを集めて処理する機能、(2)埋立地の安定化を促進するための機能、(3)通気装置が有孔管であるため浸出水集排水機能を併せ持つこととなります。

埋立ガス処理施設のイメージ

【埋立ガス処理施設のイメージ】